丸森の小斎地区で開催された
伝統行事「奉射祭(やぶさめ)」。
五穀豊穣と地区内の安全を祈願するとともに
武術の錬磨や精神鍛錬を目的に
行われているそう。
その年の月ごとの天候を占う
「御神事的神事」では、
目隠しをした神官が大きな的に矢を射る際、
桑木で作った「桑弓」と、
蓬の茎を使った矢を使います。
調べてみると、
古代中国で、男の子が生まれると
将来の活躍や立身出世を願い、
桑の弓を使い、
蓬の矢を天地四方に向かって射る
風習があったとか。
「桑弧蓬矢(そうこほうし)」
という四字熟語もありました。
男子が将来の目標や抱負をしっかりと決めること。
または、その目標や抱負のこと。
桑のまた違う一面を知り、
昔から桑が暮らしとともにあり
大切にされてきたことに感動。
この後に飲んだ桑茶が
いっそう味わい深かったのは
言うまでもなく。