ひっぽの蚕座にも。おかえりなさい。

夏蚕。
ひっぽの蚕座へ。
おかえりなさい。

養蚕農家のtomikoさんが
慣れた手つきで、
お蚕さまを蚕座(飼育台)に広げ、

脱皮したばかりで
まだ休んでいる「眠(みん)」状態の子と、
元気に桑を食べ始めようとしている子を
一瞬で見分けていく。

「ずっとやってきたんだもの。当たり前よ」

というけれど、

長年にわたり培われた熟練の感覚と巧みさに
いつもながら感動。

そして

お蚕さまに桑を与えるときの
優しい手つきも
優しい眼差しにもまた
見惚れてしまう。