ちょっと前のレポート。
地元の大内小学校の子どもたちが、佐野地織保存会さんのもとへ。
昔ながらの高機で機織りを体験されました。
挑戦したのは、裂き織り。
割いて糸状になっているぐるぐる巻きの布地の中から
好きな糸を選んで、板杼に巻きます。
機織り機に座って、
佐野地織保存会さんのお母さん方に教えてもらいながら、
経糸と緯糸を織り合わせていきます。
パターンパターンという心地良い音。
最初は、手と足のそれぞれの動きに頭かしげながら、
すぐに習得して、
みんな素敵なコースターを織りあげていました。
糸が上下に交差する機織り機の構造をじっと見つめるお子さま、
布地を裂いて糸状にする作業もお気に召したお子さま
友達の織る手元を目をきらきらさせて見守るお子さま。
子どもたちの素直な反応に
佐野地織保存会の皆さんも笑顔が絶えない様子。
豊かな時間。
機織り体験は、毎年3年生の恒例行事となっていましたが、
来年度、小学校が統合されるため
大内小学校としての機織り体験は、これが最後。
統合後も、昔は身近にあった地織文化を知る場として
大切に継承されていくといいな。