5月下旬~10月まで、春繭・夏繭・初秋繭・晩秋繭・晩々繭の年5回、お蚕さまを育て、繭を出荷する工程を繰り返します。雨の日も、嵐の日も。自分の食事より、お蚕さまに桑を与えるのが先。温度・湿度も慎重に。お蚕さまの健康状態・成長状況も自分の目と長年の経験で積まれた感覚が頼り。決して楽ではない作業に真摯に向き合う姿は、とても美しく、また、毎日の暮らしの中で、忘れていた何かを気づかせてくれるような気持ちにもなります。